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2010年7月24日 (土)

空耳の遠吠え

 りどみぃが帰宅した時、家を出てから9時間半が過ぎていたので、バス停からの道すがら早足で歩きつつ、「みんと鳴いてないかな」なんて考えておりました。

ご近所の方々がそれぞれの家の前で涼んでいるところを、「こんにちは~♪」と挨拶しつつ通り過ぎ、家の敷地に足を踏み入れ、車の横を通って玄関前に向かう時、辺りは静かでした。

が・・・

ん?遠吠え?(-_^:)

鍵穴に鍵を差し込もうとしていた時、なんとなく家の中からかすかに、物悲しいトーンの遠吠えが聞こえてきたような気がしたのです。

鍵を持ったまま手を止めて耳を澄ませてみましたが、何も聞こえません。

しかし、鍵をかちゃ☆っと回した時、また一声小さく「あぉーん」と聞こえた気がしました。が、今度も動きを止めて耳を澄ませても、何も聞こえません。家の中は静かなもんです。

・・・空耳?(・_・)

りどみぃ、よっぽど、ちょっと前に通り過ぎてご挨拶したご近所さんたちの元に戻って、「うちの犬、鳴いてました?」と聞いてみようかと思いましたが、「りどみぃでさえ玄関前に達するまでは耳に入らなかった程度のボリュームなら、近所に聞こえていることもないだろう」と判断し、そのまま家に入りました。

 さて、みんとさんは、サークルの中で立ち上がっておりましたが、りどみぃの顔を見ても、吠えたり鳴いたりはしませんでした。

おかえり~あたし1度も鳴いてませんよ。(・◇・)

という顔をしていたので、あの遠吠えは、完全にりどみぃの空耳であったか、少し鳴いちゃったけどしらばっくれているのか・・・真相は不明です。

じじくんにこの話をしたら、「みんとなら、しらばっくれるのもあり得る」と言っていました。

みんとさん、信用無いですな。(^O^)

 さて、9時間半も留守番をさせて、りどみぃがどこへ行っていたかと言うと、友達と、東京都世田谷区の豪徳寺や新宿に行っていたのでした。


豪徳寺正門前

豪徳寺というのは、桜田門外の変で落命した幕府の重臣、井伊直弼(いいなおすけ)の家である井伊家のお墓があるお寺で、徳川家康に仕えた初代直政(なおまさ)がこの辺りを所領として与えられ、それまでは弘徳院というお寺名であったのを、直政の没後に法号(戒名)にちなんで寺名を豪徳寺にしたそうです。

ちなみに、暗殺された直弼さんは、13代目とのこと。

幕府の重臣の菩提寺だけあって、とても広い敷地に、立派な建物、手入れの行き届いたお庭・・・と素晴らしいお寺でした。

 さて、なぜ今回このようにお寺を訪ねたか・・・というと、それは同行した友人の希望であったのですが、ここには“招き猫伝説”があるからなのです。サマージャンボ宝くじを買う前に、お参りしたかったらしいです。

小田急線豪徳寺駅を降りると、改札前にはこんな大きな招き猫像がお出迎えしてくれます。
この時は、駅前ということもあり、観光客として腹を括れていないりどみぃ、ちょっと人目が気になって撮影に十分時間をかけられなかったので、上手に撮れませんでした。
高架下で暗かったので、明るく撮ろうとするあまり、露出を上げ過ぎてしまったのが敗因らしい。(笑)

前述の初代直政の息子である、2代目の直孝(なおたか)という人が、招き猫伝説の登場人物。

境内には、こんな表示もありました。

お寺の総受付(本殿の後側の方)では、可愛い白い猫の形のお守りを授けてもらえますが(大きさによって納める金額は違います)、一緒に、「招福猫児(まねきねこ)の由来」という紙を入れてくれました。

その内容をりどみぃなりの解釈で意訳すると・・・

招福猫児の由来(お寺でいただいた紙による内容)

昔は、貧乏なお寺で、なんとか暮らしているような状態でしたが、その時の和尚さんが猫を飼っていて、自分の食事を分け与えるようにして、我が子のように可愛がっていたそうです。

ある日、和尚さんが猫に向かって、「お前も私が可愛がっていることを恩に感じているならば、どうか良いことを呼び込んでおくれよ」と言ってみたところ、いくらか日が過ぎた後の夏の昼下がり、お寺の門前が騒がしかったそうな。

和尚さんが「何事でしょう?」と出てみれば、門前で馬を下りた、鷹狩の帰りらしき武士が5、6人居て、入って来て言うには、「このお寺の前を通り過ぎようとしたら、門の前に猫がうずくまって居て、私たちを見上げて手(前肢)を挙げて、おいでおいでと招いたのがあまりに不思議だったので、お訪ねしたのです。ちょっと休憩させて下さいよ。」とのことなので、和尚さんは奥へ招き入れてお茶など差し上げていたら、空が曇って激しい雷雨となったそうです。

和尚さんは静かに、説法をお聞かせしていたら、武士は仏に対しての帰依の気持ちが起き、「私は彦根藩主の井伊直孝なのですが、猫に招かれて雨をしのぐことが出来、ありがたい法談をお聞かせ願ったのも仏さまのお導きかと思われます。これからは、どうかよろしくお願いします。」と言って帰ったそうですが、その後、これが縁で井伊家の菩提寺となり、田畑もたくさん寄進されたので、お寺が豊かになったそうです。

猫が恩返しをして、福を招いてくれたということで、猫寺と呼ばれることもあったとか。

和尚さんは、この猫が亡くなった後、墓を建てて冥福を祈り、猫の姿形を作ったそうです。その姿形を、招福猫児と称えてお祈りすれば、吉運が来て、家内安全、商売繁盛、心願成就するとのことは、知らない人が居ない位です。

井伊家は彦根藩主だったので、この伝説をモチーフに、彦根市の開国150周年のキャラクターである”ひこにゃん”が生まれたなんて、知らなかったです。

ひこにゃんって招き猫だったのね・・・(・◇・;)

豪徳寺には、招猫殿というお堂があります。


招猫殿の門(豪徳寺境内内にあります)

門をくぐると、正面にお堂があり、その向かって左側に、願いがかなった人たちが奉納した招き猫がたくさんありました。

りどみぃも吉運にあやかろうと、じじくんへのお土産に、5cmほどの猫ちゃん、みんとさんには下げられるタイプの豆サイズ(お寺で豆と表示)の猫ちゃんを、お守りとして授かって来ました。

みんとさんに福が来るように、首輪に付けられるよう、下げ紐の部分を短くしようかと思っています。

 豪徳寺の歴史に触れて、よーくお参りした後は、新宿に戻って涼しいビルの中でウィンドウショッピングをし、タカノフルーツパーラーで桃のパフェを食べて、束の間暑さを忘れてリフレッシュしました。

みんとさんは鳴いたのかどうかは不明ですが、グレてはいなかったので、腹ペコにはなってなかったようです。

みんとさん、お留守番も仕事の内だから、また頼むね!(^▽^;)

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