謎のマラソン石
2週間ほど前になりますが、みんとさんを連れて、今年初めての夏至茶屋(犬OKカフェ)でのランチを楽しみました。
みんとさん、看板犬の黒ラブラドール・レトリーバーのラブちゃんが近くに来たら、「近いわよっ!」とばかりにわんわん☆吠えるやら、他の席にお料理を運ぶ為に近くを通るスタッフの方に、その度毎に挨拶しようと立ち上がるし・・・と、ちょっと以前よりテーブル下での過ごし方に自分勝手さが見られました。
りどみぃ、”ふせ”を命じていたみんとさんが立ち上がる度に、「”ふせ”」と言ったり、ハンドサインを出したり、果てはリードを引っ張って近くに戻したりしていたので、せっかくの美味しいお料理をゆっくり楽しむことが出来ませんでした。
目の前のじじくんは、みんとさんが何をしようがお構いなしで、自分の食事に専念してぱくぱく☆
あの時、「くっそー!自分ばっかりばくばく★とっ!りどみぃがこんなに気苦労しているというのにっ!!」と思ったわぁ( ̄△ ̄;)
みんとさんに場慣れしてもらう為にも、せっせと犬OKのお店にランチ食べに行かなくちゃ・・・と決意したりどみぃでございます。
さて、夏至茶屋を出て付近のコインパーキングに停めた車へ戻る途中、国道1号線に面したバス停の前の歩道の上で、不思議な石を見つけました。
白いタイルの文字は「横復 40粁」とあり、この”粁”という文字は、”きろめ”と読むらしく、キロメートルの事のようです。
みんとさんが座っている側の石には、”マラソンコース”という文字も刻まれております。
マラソンコースって、どこがスタートでどこがゴールのマラソン?(゚゚;)?
となると、これは
横浜復路40キロメートル地点って意味かしらん?(・_・)
もしかして、国道1号線を渡ったら、往路の石標があるのであろうか・・・?
しかし、その時はそこまで考え付かなかったので、探しに行ったりはしませんでした。
なんだか歴史がありそうな標石で気になったので、家に帰ってからネットで検索してみましたが、箱根駅伝ともヨコハママラソンとも横浜国際女子マラソンとも関係が無さそうでした。
あーでもない、こーでもない・・・と検索ワードをこねくり回していたら、偶然、写真で横浜の魅力を伝えている”hama1(はまいち)”情報ガイドブログがヒットして、フォトグラファーの方が発見された標石が、横浜市の井土ヶ谷下町(いどがやしもまち)という所にあることが判りました。その標石には、”35粁”とあるそうな。
となると、井土ヶ谷下町方面からここに走って来るということになりましょう。
地図を参照して眺めてみたら、井土ヶ谷下町~浅間町(夏至茶屋がある町)5キロメートルというのは、妥当な距離に見えました。
りどみぃの推測では、井土ヶ谷下町から永田を経由して保土ヶ谷宿の本陣跡前辺りから旧東海道に入って走り、洪福寺(こうふくじ)を経て、浅間町に至るコースだったのではないかと。
標石に歴史が感じられるところから、このマラソン大会(?)は、旧東海道を走るものだったかもしれません。
となると、井土ヶ谷下町から保土ヶ谷宿の本陣跡近くまでは、北条政子が化粧に使ったといわれている御所台の井戸(ごしょだいのいど)も残る、”かなざわかまくら道”を走るコースだったのか?
地図を眺めていると、井土ヶ谷下町の前の”30粁”の標石は、弘明寺(ぐみょうじ)を経た上大岡(かみおおおか)付近の鎌倉街道にありそうな気がします。
しかし、考えれば考えるほど、疑問はいっぱいです。
総延長何キロメートルのマラソンだったのか?
40粁がゴール地点では無さそうなので、42.195キロメートルのフルマラソンのコースと考えると、横浜駅西口辺りがゴールだったのではなかろうか?と思えるのです。
単純に考えると、片道20キロメートル程離れた場所まで往路で走り、折り返して復路を走る時にここ(浅間町)を通るのではなかろうか・・・
現時点ではこれ以上調べようがありませんが、地図を眺めていたら、良さげなコースが浮かんできました。
横浜駅をスタートして、桜木町(さくらぎちょう)方面へ走り、根岸(ねぎし)や磯子(いそご)という海の近くを経由して金沢八景まで行くという往路、そして金沢八景で折り返したら、”かなざわかまくら道”という内陸部の旧東海道を通る復路のコースを経て横浜駅に戻ってゴール・・・というコースです。
横浜駅付近から金沢八景まで何キロあるのか知りませんが、海の眺めも歴史(?)も楽しめるコースではないかと。
走るのは苦手なりどみぃの戯言でございました。
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