保冷剤入れポケット付きバンダナ、各パーツに印付けをして縫い代1cmを付けて裁ったところまで終わっているので、こんな感じになっております。
作業の手順を大雑把に説明すると、ポケットを作って(=①)から裏側(=②)に縫い付け、③(=表側)と中表に合わせて返し口を残してぐるっと縫います。
ミシンか手縫いかそれともボンドか
縫い合わせる時、りどみぃはミシンで行いました。
手縫いでも細かい目のぐし縫いや本返し縫い、半返し縫い等でも形にすることは出来ると思います。しかし、ぐし縫いだと使用中に一部の糸が切れると他の部分もつーっとほどけてしまうかもしれませんし、返し縫は結構時間がかかります。(でも作ることは出来ます)
また、コニシから出ている「裁ほう上手(さいほうじょうず)」と言う手芸用のボンドを使って布を貼り合わせる方法もあります。
これは、固定したいところにボンドを塗って布を貼り合わせ、当て布をしてアイロンをかけることで定着させるというもので、「裁ほう上手」を使用しての作品がたくさん載っているムック本では、シュシュ(髪飾り)もゴムが通る上と下とを細くボンドを塗って固定することで制作されていました。一度ボンドが硬化すると洗濯も出来るそうなので、保冷剤を入れても大丈夫そうです。
ただ、
ボンドを塗った部分は硬くなるので、分量や範囲には注意が必要です。
(面としてボンドを塗るのではなくて、縫う部分として線状に細く塗るとか)
今回、ミシンで縫った時のことを例にして書いておきます。
ポケットを縫う
ポケットに使う布を中表にして、返し口以外を縫います。
縫い始めと縫い終わりは返し縫をするとほつれません。
縫い目を目安にぬいしろを中心に向けて折り目をつけておくと、返し口から表に返す時にきれいに角が出ます。
表に返して「わ」が上になるように置くとこんな感じ。わの部分が保冷剤を出し入れするポケット口になります。返し口はそのままです。
保冷剤を縦長に2つ並べるタイプも同じ作り方です。
ポケットをバンダナの裏側に縫い付ける
これをバンダナの裏側に縫い付けます。
ポケットを2つ折りにすると真ん中がわかるので、それをバンダナの中心と重ねればバランス良く配置することが出来ます。ポケットの上は2cm程度下げておくと首に巻く時に布が集まってももたつきません。
ポケット口は、保冷剤を出し入れするところなので丈夫にするために返し縫をしたり三角形に縫っておくとほつれ難くなります。
下図では縫い始めをS(START)、縫い終わりをG(GOAL)で図示してありますが、このように縫い付けると返し口も押さえることが出来ます。緑色の線で表したようにポケット布の布端近くにミシンステッチをかけることでポケットを縫い付けます。(端ミシン)
大型犬用の保冷剤を縦に並べるタイプのポケットでは、中心線の上もミシンをかけてポケットを2室に分けました。この時、縫い始めと縫い終わりは直線のまま返し縫をしておきました。(三角には縫わないでよい)
バンダナの表側と裏側を縫い合わせる
バンダナの表側になる布とポケットを縫い付け済の裏側になる布を中表に合わせ、返し口を残して印通りに縫います。
縫い代は1cmのままでもかまいませんが、りどみぃはパッチワークの要領で0.7cmに裁ち揃えました。
ポケットを作った時と同様に、縫い目を目安にぬいしろを折ってくせを付けてから返すときれいに出来ます。
バンダナの先の細くとがっている部分は、縫い代を縫い目の0.5cm程度まで裁ち落して縫代をきちんと(下図で1~3の順に)畳んで、その重なった部分を指で押さえたまま表に返すとゴロゴロしません。
角がきれいに出てない場合は、目打ちや太目の針の先を使って引っ張り出します。
返し口はそのままにしておきます。(ポケットの時と同じように端ミシンで押さえるので開けっ放しにはなりません))
表に返したバンダナを整え、端ミシンをかけて完成です。
端ミシンの上糸は表側の布と同じ色の糸で、下糸は裏側と同じ色の糸にするときれいに仕上げることが出来ます。
上糸と下糸の交換が面倒だったら、生成の上下糸やレインボーカラーの段染糸もおすすめです。
端ミシンの縫い始めは、首に巻いた時に目立たない部分からにして、ぐるっと一周縫ってから最初の縫い目に3~5目ほど重ね縫いしました。
以上が一番簡単な一枚布&外ポケットで作る方法です。
この他にスイカのバンダナのように違う種類の布を縫い合わせて作ったり、ポケットを吊り下げにしてリバーシブルにするのも作ることが出来ます。
おしまい
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